子どもの習い事には、親が子どもに決めてやらせるものと、子どもが好きで決めてやらせるものの2種類があります。
習い事は、本人がやる気になって継続することで成果が現れます。
しかし、積極的に習い事に取り組んでも、実際に成果が出る子どもはそう多くはないでしょう。
親から強制的に習い事を始めさせられたら、嫌がるかもしれません。
もちろん、親は子どもに長く習い事を続けてほしいと思っていますが、子どもが嫌がってまで習い事をさせるのは避けるべきです。
親の希望や教育方針で通わせているのであれば、その習い事に子どもが興味を持っているかどうかを確認する必要があります。
子どもが意欲的に取り組むように、子どもの機嫌をよく観察して指導してください。
積極性がない、ストレスが溜まっていると感じたら、短時間でも休ませてあげるとよいでしょう。
子どもが嫌がることを無理にさせるのは、子どもにとってとてもつらいことです。
では、子どもが始めたいと言っている習い事には、どのような対処をすればよいのでしょうか。
基本は、子どもが始めたものを気に入ったとしても、簡単にやめさせないことです。
思ったよりおもしろくないからという口実で簡単にやめさせると、他のことでも立ち行かなくなります。
最初は興味があったのですから、子供と真剣に話し合い、できるだけ長く続けられるように工夫しましょう。
子どものわがままな行動にただ付き合うのではなく、それが子どもにどんな影響を与えるのかをよく考えてから判断することが必要です。
子どもの性格に合わない習い事を無理にさせると、後々まで影響が出る可能性があるので、子どもが喜んで習い事に行くような場所を探しましょう。
将来的な悪影響としては、新しいことにチャレンジするのを嫌がるようになる可能性があります。
そうなると、いくら良い学校だと思っても通わせるのが大変になり、自分以上に子どもに負担がかかることになります。
後悔しない選択をするためには、いきなり始めるのではなく、少し体験してみることが大切です。
ほとんどの習い事では、見学や体験をさせてもらえます。
個別指導塾の場合は、1回ずつ体験させてくれるので、各教科を体験することができます。
体験の際は、お子さんや先生の性格をきちんと見るようにしましょう。
内容を楽しんでいるか、先生と相性が良さそうか、などを確認しましょう。
さらに、帰宅後、子どもがどう思ったかを聞くことも大切です。
次回も行きたい」「嬉しかった」など、子どもの素直な気持ちが言葉になっていれば、興味を持ったということです。
また、金額を確認することも大切です。
月謝だけでなく、教材費などがいくら必要なのか、今の家計に負担をかけずに払える金額なのかを考えましょう。
また、お子さんが小さい場合は、送迎にかかる費用も計算する必要があります。
進路ひとつ決めるにも、確認すべきことがたくさんあるので、焦らずじっくり考えて決めましょう。